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  3. 新婚さんが新居を探すときのアドバイス

新婚だからこそ大切にしたいプライバシー

大学生時代など恋人と過ごすときは何日もワンルームの狭い部屋でも平気だったという人もいることと思います。
それまで同棲をしていたというわけではなく、結婚を期に同居を始めるというカップルならば、そうした学生の時のようなノリで、できるだけ相手との距離感の近い一体感のある物件に住みたいと思うかもしれません。

ですが結婚生活はいつでも関係を解消できる学生時代の付き合いと異なり、将来の長いあいだに渡り円満な関係を作っていくことを心がけないといけません。

そうしたことを考えたとき、新婚を期に物件を選ぶならあまり距離感の近すぎない、ある程度お互いのプライバシーを守ることができる空間にしておくことが大切です。

具体的には間取りは少なくとも1LDK~2DK以上のものを選ぶようにし、可能であれば一人一部屋と共有スペースのある3部屋以上のものにするのが望ましいです。

特に夫婦がお互いに仕事をしており、結婚後も共働きの生活がしばらく続いていくというときには、共有空間しかないと疲れをとることができずに余計なケンカをしてしまうことにもなってしまいます。

どんなに仲の良い夫婦であっても、お互いの生活習慣が一致しない同居しはじめの頃は細かいぶつかり合いが起こってしまうので、ケンカをこじらせないためにもお互い冷静になれる空間があった方がよいでしょう。

物件の立地や設備に不平等がないように

次に新婚さんが物件を選ぶときに気にしたいのが立地です。
最初からお互い住みたいと思っているエリアがあるならそれで問題はないのですが、新しく生活を始める場所を一から選ぶならどちらかに不公平にならないようにするということが大切です。

特に二人が別々の仕事をしているのであれば、どちらか一方に極端に近いところにしてしまうとのちのち不満の種となってしまう可能性があります。

夫の方が仕事も忙しいし帰りも遅いからといって極端に近いところに住居を構えてしまうと、どうしてもそちらの生活リズムがメインになってしまい、家事仕事や通勤時間、毎日の買い物などの負担が一方的に妻のものになってしまうのです。

もし片方の職場に近いところにするなら、あまり家事分業がはっきり分かれないように事前に家事の係りを決めておくようにするなど不平等感のないようにすることがよい方法です。

それと、結婚当初はどうしても将来のための資金を確保しようと安めの物件を探しがちです。
しかし安い物件はそれなりに住宅設備も古いので、家事がしにくかったり室内の動線がわるく動きにくかったりします。

円満な夫婦生活は快適な家事分業生活からとなりますので、できるだけ家事に余計な時間をかけなくてもよい新しい設備を選びましょう。