悪いやり方
これから一人暮らしを始める方、今不安や楽しみという気持ちが入り混じって落ち着かない状況かもしれません。
親御さんが厳しい人だと、いつか一人暮らしして自由になるんだーなんて思ってきた人もいて、一人暮らしへの憧れを強く持っている方も多いでしょう。
しかし、物件を決める前に、知っておくべきことがあります。
不動産業界にはあまり人気のない物件を早く契約させようとするよくない業者も多いのですが、最近特に目立つようになったのが、「おとり物件」です。
おとり物件はものすごくいい条件で、ものすごくきれいな物件でおしゃれでしかもリーズナブル、という素晴らしい賃貸物件で、物件を探す人を惹きつけるという方法です。
この物件に暮らしたいと思って不動産業者に連絡してみると、「すでに埋まっているけど、ほかにもいい物件がありますので紹介しますよ」とその物件ではなく、ほかの物件を進めてきます。
つまり、最高条件の物件をおとりに人を集めて、人気のない物件でもどんどん契約させてしまおうという不動産業者のやり口です。
本当はそんな物件存在しない
間取りも最高、外から見えないような作りで外観もおしゃれ、交通便利で駅に近く、生活必需品の購入も楽々……なんて物件、最初から存在しないのです。
誰もがここに暮らしたい、絶対にここがいいと思う素敵な物件をホームページ上にいかにも募集中というイメージで掲載しておき、ほかの物件を進める、また不動産業者の会社に来させるきかっけをつくるという方法もあります。
例を挙げてみると本来集合住宅の部屋数は307までしかないのに、308号としてほかの優良な憧れ賃貸物件を掲載し、お客を集めるというものです。
この架空の308号でお客を引っ張るという行為、実際に行荒れ行政摘発されています。
おとり物件はこういう物件
まず、こんな物件存在しません。
実際に募集をかける物件ではなく、ものすごく条件がよく、ものすごく高い家賃の優良物件をただ見せているだけ、です。
またこうした物件が実際に存在していても、実はもう契約され人が暮らしていて、貸し出す物件じゃない、という物件です。
こうした物件をおとり物件としています。
ユーザーは、不動産会社のホームページを見て、その中で目を引く実際にはない物件に魅力を感じ、連絡を取ります。
でも契約できない物件、もしくは契約するつもりもない物件ですから、当然紹介できません。
「埋まってしまった、でも他に似た物件があるから見に来てほしい」おいしい話をいっては業者に来させようとします。
みに行けば不動産業者の巧みな話術にかかり、結局人気のない物件を契約させられるのです。