マイホームを買ってよかったという意見
マイホームはほとんどの人にとって一生に一度の大きな買い物です。
そのため購入をするときには住宅メーカーや場所選びを慎重に行い、できるだけ理想に近い家を作ろうとすることでしょう。
実際にマイホームを購入した人の意見としてよかった点を集めてみると、「物音を気にしなくてよくなった」「収納が増えて助かった」「部屋が広くなった」というようなことがあります。
中でも子育て中の女性にとって騒音問題は非常に大きな関心ごとのようで、集合住宅でありがちな子供の足音や叫び声のトラブルを気にしなくてもよくなったということで、ストレスが大きく軽減したという声が多く聞かれます。
マイホームを購入する場合、若い子育て世代が選ぶのは郊外の新興住宅地が多いということもあり、近所に同じような環境の人がいるということもポイントが高いようです。
賃貸住宅ではどうしても部屋の数や収納の数に限りがありますが、自己所有の物件であれば最初から部屋数や収納の数と配置を選ぶことができます。
賃貸物件では難しいペットの飼育や、ガーデニング、家庭菜園といったものもできますので、趣味を持った生活をしたいと考えている人ならばやはりマイホームは夢と言ってもよいでしょう。
特に最近は建築技術が発達していますので、耐震強度も高く安心して暮らせる住宅を低価格・短期間で購入することができるようになっています。
土地建物の価格も都心部中心地は値上がりをしているものの、郊外や地方では価格の下落が見られており、数十年前には到底手の出なかったような場所もローン次第で手に届く距離に来ています。
マイホームならではのデメリットも増加しています
しかし好景気の頃にはいいことずくめであったマイホームも、景気の後退によりマイナス面が増えてきています。
まず先に土地を所有することによる投資メリットについてですが、土地や建物は常に値上がりをするというわけではなく、値下がりをするというリスクがあります。
ですので購入をしたマイホームのローン返済中に何らかの事情で支払いが滞り、手放さなくなった時にその物件を売却してもローンを完済できずに、支払い義務が残るということが起こったりするのです。
このローン返済の滞納は近年増加しており、マイホームのために苦しい経済状況になるということも考えられます。
また一旦購入してしまったマイホームは簡単に引っ越しができませんので、ご近所トラブルが起こったときに逃げ場がないということも大きなデメリットと言えるでしょう。
ご近所に非常に相性の良くないタイプの人がいたり、周囲の人間関係の輪にどうしてもなじめないというような場合には、かなり多額の費用を支払って引っ越しをしなければいけなくなります。